97番 アーノンクール

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2017年8月6日 N. アーノンクール  Royal Concertgebouw  Orchestra No.97を聴取。第4楽章のFialeの第1主題。第1vn.はスラーを伴い柔らかい旋律から始まるが、T6から4分音符の下降旋律、スッタカートになっている。アーノンクールはスッタカートでなく、通常通りに引いていて、T1からT7まで聴き通すと、第1主題が柔らかい雰囲気。繰り返しをはさんで、T17からは、弦のユニゾンは、スッタカートではない。一方、f指示のtrp.はスコア通りにスッタカートで演奏。弦のパートの音量を押さえていることもあり、trp.が引き立つ。冒頭の主題は、時にはスッタカートに必要に応じて演奏され、適宜、緊迫感を増して盛り上がる。
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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93番 アーノンクール

2017年8月3日 N. アーノンクール  Royal Concertgebouw  Orchestra No.93を聴取。5曲目となりアーノンクールの特徴を自分なりに少し把握できたこともある。このためか、No.96と同様に第1楽章の序奏でのやや遅いテンポとpの柔らかい雰囲気は他の曲と同様。
 第2楽章は弦4分のsoloで開始するが、冒頭部分は、あくまで弦楽四重奏の雰囲気。冒頭から第1vn.が第1主題を演奏するが、続くT9でsoloではなく弦5部のパートがユニゾンで主題を引く部分。P指定ではあるが、得てして、soloではなく弦5部のユニゾンに伴い、比較的音量を上げることが多い。しかしアーノンクールの場合は、ユニゾンでもp指定を忠実に守る。その対比となってT17からの ff の部分はパンチがある。

テーマ : クラシック
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94番 アーノンクール

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2017年8月2日 N. アーノンクール  Royal Concertgebouw  Orchestra No.94を聴取。No.96で p の柔らかさがポイントのひとつと記載した。冒頭の第1楽章の序奏から、p 指定を忠実に守り、管楽器による旋律が、とてもT3から呼応する弦の各パートも柔らかい印象。No.94の特徴は下記のブログにも記載されている。

http://micha072.blog.fc2.com/blog-entry-147.html

http://musikfreund.blog64.fc2.com/blog-entry-68.html

レガートの独特にある印象は随所にあるが、一例を上げれば、T78からの第1vn.から始まる第2主題。ここでは8分音符のスッタカートの旋律の箇所があるが、アーノンクールはスラー(このスラーの表現は微妙なところで、音をつなげるように近いスラーとも異なる)で引いている。No.96にも記載したが、ノリントンのノンレガートともまた違う。なお、第1vn.以外の他の弦のパートもスッタカートの指定ではなく、第1vn.と同様にスラーで引いている。再現部の類似箇所も調は違うが同様の解釈。
 第2楽章の有名な冒頭主題も、スッタカートの指示ではなく、第1楽章の第2主題と同じように、柔らかく引いている。冒頭のこの解釈に対して、変奏されながら中間部でッタカートに移行していくのとうまく対比。
 第3楽章MenuetのT54の部分。自分の前のレビューでパイヤールではvc.の8分音符の音量を抑えていると書いた。アーノンクールでも同様。No.96と同様に、思わぬ発見を見出してくれる印象。



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95番 アーノンクール

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2017年7月29日 N. アーノンクール  Royal Concertgebouw  Orchestra No.95を聴取。No.96で、スッタカートではなくスラーの解釈で、曲全体の面白さを記載した。No.95に関しては、細かい音符を変える箇所は、殆ど私には見出せない。
 第2楽章の冒頭でAndanteの指定だが、一般の他の指揮者よりは、ややテンポが速め。
Finaleでt54からhr.とtrp.から登場する8分音符の短い動機は、その後、timp.に受け渡せられ、codaに向かって盛り上がりに寄与する。Timp.を含むこの動機は、余り目立たず、弦のTuittiを重視している解釈。全体的には、アーノンクール独特の印象は少ない。

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96番 アーノンクール

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2017年7月26日 N. アーノンクール  Royal Concertgebouw  Orchestra No.96を聴取。ロンドンセットでは、No.93からだが作曲順番を守るためにNo.96から聴取。下記のブログにもレビューが記載されている。

http://micha072.blog.fc2.com/blog-entry-166.html
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レビューでは主に「ふくやかな ボリューム感」がキーワードになっている。No.68では、今ひとつ、この緩叙楽章の第3楽章では余り私としては印象がなかった。それに対して、この曲では、存分に生かされている。レビューにも記載されているが、第1楽章の第1主題のスッタカートでない解釈がその典型。ハイドンの旋律の特徴は様々であるが、この第1楽章の第1主題は、短い動機が対旋律がしかも同じ短い動機で対比させている。経過主題も同様で、第2主題は一点、やわらかいスラーを伴い旋律など、提示部ひとつをとっても、様々登場し展開がある。


 得てしてT18の第2vn.以下の対旋律は、スコアではスッタカートの指定で刻むように演奏される。第1vn.のT20の8分音符のスラーの旋律と対比されることもあり、いかにも対旋律という雰囲気。しかしアーノンクールでは、第2vn.以下の対旋律がスッタカートではなく、通常の音符で引いている。スラーほどではないが、明らかにこの部分が柔らかい雰囲気として主題を明示している。


 やわらかい雰囲気は経過部分のT57からの部分。弦のユニゾンの4分音符の動機は、
第1主題の対旋律と同様にスッタカートでなく、やわらかく引いている。これに続くT61の長い旋律へ、滑らかに引き継ぐ。T61の旋律は、再現部では登場しないので、提示部で、この部分は繰り返しがあるとはいえ貴重な部分。対旋律の滑らかな雰囲気は、展開部の一部では、スッタカートに近い奏法になって、調性の違いもあり効果的。圧巻は、codaの部分でT191当たりから、16分音符を含む短い動機はスコア通りスッタカートに近い奏法を採用し、緊張感を増して締めくくる。ノリントンのノンレガートとも少し違うが、スッタカートを殆ど終始採用しないで通すことにより、楽章全体が締まった雰囲気になるのは、アーノンクール独自の解釈だと思う。

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 強弱に関して、得てして必要以上にfを採用しないのも特徴のひとつ。その分pの柔らかい雰囲気を重視。特にFinaleの冒頭からT49までは弦楽器を中心として、終始 p の指定になっている。アーノンクールは常に、この p の雰囲気を重視し、できるだけ柔らかく演奏するような解釈。T8からのbassを伴わないvc.の高音域の旋律は大切だと思うが、柔らかい雰囲気が良く出ている。最後のcodaに向かって盛り上がるように締めくくるのに良い解釈。
 従来まで、この曲は、ロンドンセットの中では、特に第1楽章に関して、動機が多くテンコモリのような雰囲気に違和感があった。しかしアーノンクールの演奏を聴いてみて、あらためて独自の解釈を通して魅力があるひとつだと認識した次第。

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