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104番 T ファイ

2018年8月5日  T ファイ No.104を聴取。1999年の録音で、このシリーズで第1集として、最初に発売されたもの。冒頭からtimp.の炸裂する録音は通常通り。
 この曲の中で昔から一番好きな箇所は、第1主題のあとの経過部T32の部分。2つのvn.が4分音符で急激に、音程が落ちていく箇所。ここでのvn.の音域の差が面白い。弦楽器ならではの音の落差というか違いが、ファイの演奏では、対向配置で旨く表現されている。(左右に広がったvn.の迫力さ)
no104t1t32.jpg
 強弱を微妙に変えている箇所は、ファイでも随所にあるが、この第2主題の部分もその典型。得てして、t101からvn.パートは、fl.とともに、p で柔らかく演奏される。ファイの場合は、t106からさらに音量を落として、小結尾部の盛り上がりに対比させている。no104t1t100.jpg
 第3楽章のMenuetのテンポの速さは、特徴的。過去の演奏でも第3楽章は速いテンポはしばしばめぐり合うが。あたかもNo.1の第1楽章の様な雰囲気。一方、中間部のTrio.は、かなりゆっくり目のテンポと対照的。冒頭のT53は、vn. + fg.によりスラーで柔らかく演奏される。それに引き続いてT65からのtrioの後半は、スラーとスタッカートとが交互に現れる。従来までの演奏は、テンポが概して速すぎて、この細かい違いが分かりにくかった。しかしファイの演奏では、ゆくりしたテンポなので、この違いが良く分かる。no104t3t53.jpg

no104t3t61.jpg
No.103から通して聴くと、各楽章の短い動機から構成され、展開していく面白さはNo.103の方が長けていると思う。ファイのtimp.の独自の扱い方も相まって、2つの曲を比較するとNo.103の方が面白い。
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