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103番 T ファイ

2018年8月4日  T ファイ No.103を聴取。下記のブログにもレビューが記載されている。

http://haydnrecarchive.blog130.fc2.com/blog-entry-1206.html

http://micha072.blog.fc2.com/blog-entry-656.html


冒頭のtinp.のsoloは音程を変えて様々な表情。CodaのT201のtimp.のsoloの箇所で、冒頭と同じ様に派手な演出を期待するが、従来の遠雷スタイルにとどまるのとは対照的。
ハイドンの交響曲の魅力のひとつは、短い動機から構成されながらも、楽章全体に散りばめられるように展開される面白さ。この曲もそのひとつで、No.88の第1楽章と同じ様な雰囲気。T39の第1vn.の短い動機は、もちろん一番重要だと思うが、T43の第2vn.16分音符の短い動機も、この後に、各所で登場する。vn.の対向配置が効果的で、この動機も明白に聴こえる。石多 著「交響曲の生涯」でも第11章 交響曲の成熟 の部分で、分析表と共に、冒頭の動機が楽章に統一感を与えていると記載され興味深い。
no103t1t39-1.jpg


 第2楽章で第1変奏のT85でvn.のsoloが入ってくる部分。ここでは、指揮者によって、第1vn.のsolo以外に、他のパートもsoloで入るスタイルがある。ファイの演奏も他のパートはsoloの様に聴こえる。繰り返しがあるので、後半では伴奏の弦のパートはピチカートで引いているのは過去にも何度も用いられる手法で、ある意味、安心して聞かれる部分。
 この曲自体、低弦特に、vc.とbass.パートの分離とオクターブでない実音の演奏(だ(第1楽章の序奏のT2からの例が、その典型のひとつ)は、随所にある。それ以外にもva.のパートも欠かせない。得てしてva.パートは、No.100などは、一部、目立つ箇所もあるが、全体的には、vc.と比較すると目立つ箇所は少ない。
井上著「ハイドン106の交響曲を聴く」の中で、ニール・ザスローによるザロモンコンサートのためにハイドンが考案した円形ひな壇指揮のオーケストラ配置の図がある。(確かモーツァルトのシンフォニーにも記載があったと思うが)これによると第1vn.と第2vn.は左右に8名ずつ。一方、va.は左右に分かれて2名ずつの計4名。Vc.とbass.は左右に2名ずつで計8名。Vn.と低弦に挟まれて、va.の人数は少ない。中心にフォルテピアノがあることもあり、あくまでva.は内声を補強する役目かもしれない。Vn.の対向配置に加えて、ファイの演奏ではva.は左側、少し奥側に位置している。しかし、録音が明白でvn.や低弦パートとは位置が異なる。T162の部分でも旋律がくっきり。

no103t2t162.jpg
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