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97番 トン・コープマン アムステルダム・バロック管弦楽団 

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2018年7月18日 97番 トン・コープマン アムステルダム・バロック管弦楽団を聴取。下記のハイドン音盤倉庫にも、高い評価で記載されている。最近、当たり外れが少しある中、これは良いCDに出会う。

http://haydnrecarchive.blog130.fc2.com/blog-entry-214.html

古楽器で、コープマンがcmb.と指揮を担当。日本語解説書はないが5ページ目に、奏者のクレジットが掲載されている。弦の奏者は下記の通り。
5:4:2:2:1
第2vn.は左側に位置。Va.以下の低弦の奏者が少ないこともあり、そのぶん、vn.が中央よりも右側まで少し広がっている雰囲気。個人的には対向配置を好むが、低弦の奏者の配置が明瞭に聴こえるのが良い。
 上記のブログにも記載されているが、柔らかい表現が一番の特徴。1991年にNHKのモーツァルト没後200年記念で、全曲演奏のライブ録音を聴取した記憶がある。特に初期の交響曲は、柔らかい表現が特徴で、今でも記憶の隅にある。序奏のT1からのTuittiから、まずは打楽器群を含めてそれなりの迫力。T1で直ぐに、第2vn.以下のpの柔らかい表現との対比。T4でbassから分離したvc.の柔らかい表現が特徴。(ここでは2名のvc.奏者がsoloでないのが明白に聞き取れるのが良い)
no97t1t1.jpg
T14からの第1主題。Tuittiで開始されるが、T17で少し音量を落とす。音量を落とすことで、T21以降に続くその後の動機との対比が良い。終わりのcodaになると、timp.が独自で活躍するのも、ファイなどで少し聞いたが、ここまでの表現は初めて。no97t1t17.jpg
第2楽章は、テンポは中庸だが、管楽器群と弦との対比が良い。冒頭の第1主題は、弦楽器のみで演奏されるが、T5から管楽器スタッカートで入ってくる部分。T1からT5までは弦楽器のスラーを中心とした柔らかい表現とは対照的。この音色の対比が良い。no96t2t1.jpg
第3変奏 T54からのvn.による スル・ポンティチェロ(sul ponticello)の部分。ここでも弦の奏者が少ない分、少し、くすんだ音色が良く分かる。スコアではT84からこの指定になっている。しかし、コープマンの演奏では、T93からこの奏法をしている様に聴こえる。
 圧巻は、その後に続く、微妙な強弱を含めた表現。T100当たりから、奏者の数を減らしいるようだと思う。その後、少しずつ音量を微妙に落としていく表現がすばらしい。

 第3楽章は、Menuetの指示だが、テンポがかなり速く、あたかもスケルツオのような雰囲気。元々、繰り返しの記号が入っていない。強弱の対比が激しく、速いテンポの表現とも相まって、前のゆったりした楽章とは対照的。Finaleも第1楽章と同様に、codaではtimp.の独自の動きで締めくくる。全曲を聴き通してみて、第2楽章の微妙な表現が一番の印象。cmb.は入っていないように思える。
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