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42番 パトリック・ガロワ(Patrick Gallois) シンフォニア・フィンランディア 

2018年7月3日 パトリック・ガロワ(Patrick Gallois)指揮のシンフォニア・フィンランディア42番を聴取。 このCDからは、初期の頃と比較して、cmb.が入っていない。第1楽章の展開部の最初の方で、デイビス盤などが通奏低音とは異なり、独自の動きがあるが、ガロワ盤ではcmb.がないので通常通り。 レガート、スタッカートとなどを微妙なニュアンスで表現しているのが、ガロワ盤の特徴のひとつ。
この曲は、早い段階から出版された人気の高い曲のひとつ。第1楽章の堂々とした、かっちりとした構成。第2楽章の弱音器のvn.を使用した微妙なニュアンスまでの表現。(No.65第2楽章にも似たような雰囲気は共通しているかもしれないが) 第3楽章の活発明朗な雰囲気。Finaleのロンド形式など。
第3楽章 Menuetの冒頭。井上著には、イタリアのオペラ・ブッファを思わせる明朗闊達なもの」とある。スコアでは4小節までの間に、スラー、通常(ノンレガート?) スッタカートの3種類の表記がある。得てして、この違いは余り重視をしないかもしれない。ガロワでは、特に黄色で囲ったT2の ノンレガートの部分が丁寧に表現されている。
no42t3t1-1.jpg
自前の楽団を抱えて、限られた聴衆を対象に、作曲された名曲のひとつ。この曲を表現するためには、奏者はスコアから垣間見れる、細かい楽譜を背後まで読み取り、聴取者に示す必要がある。一方、CDを聴取する側でも、指揮者、奏者の意図を汲み取るために、ある程度の知識や素材などが必要となろう。そのひとつはスコアである。スコアを読み取る知識はある程度、必要だと思う。ガロワ盤のこの3曲を聴き通してみて、ハイドンの交響曲で特に、初期から中期の交響曲を理解していく上での道筋が少し見えてきたような気がする。
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