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第1番 パトリック・ガロワ

Gallois1_5.jpg
2018年2月11日 パトリック・ガロワ(Patrick Gallois)指揮のシンフォニア・フィンランディア No.1を聴取。ファイ盤のザロモンセットの残りが残っているが、最近、初期の交響曲の聴取が少ない。いったん少し元に戻りハイドン音盤倉庫で 評価の高かったCDを入手。下記のアドレスにレビューが記載されている。この中では、レガートがキーワードになっている。

http://haydnrecarchive.blog130.fc2.com/blog-entry-696.html
楽器はモダンで編成は、中規模。第2vn.は右側に位置。cmb.は中央の左側の少し置くの方へ位置。No.1を聴いた限り全ての楽章にcmb.が入っている。レガートのキーワードの様に、ファイやドラティのダイナミック、強弱、テンポの強調などは、全く無縁に近い、対照的な解釈。近接音が少ないながらも、適度な距離感があって聴きやすい録音。展開部と再現部も、楽譜の解釈通りに繰り返しを採用。no1t2t10.jpg
no1t2t23no100.jpg
 レガートの典型的な箇所として、第2楽章のT14の部分ここでは2部音符でfのユニゾンになっている。大半の指揮者は冒頭からpが続いたので、、T14のユニゾンのfを採用する。しかしガロアの場合はpで通す。その後T22で続く部分で初めてfとなる。この楽章は、初期交響曲の典型で、楽器編成は弦楽器のみ。その分、弦の各パートの細かい動きと音色がポイントになる。先ほど記載をしたT14の部分では、cmb.がアルページョで引く。繰り返しの部分でも微妙に旋律を変えている。さらに興味深いことに、再現部の類似箇所では、この2分音符で、テンポを少し落としている。
ことにcmb.がアルペジョ風に適宜、しつこくなく入っているのが特徴的。デイビス盤で緩叙楽章を中心にcmb.が入っているがこちらのガロワ盤は、少し控えめな雰囲気。しかしこの控えめさが逆にレガートな雰囲気に寄与しているように思う。
No.1は「ちいさな宝石箱」のたとえの様に、トータルの小節数と演奏時間はとても短い。この短い中でも、各主題を含む細かな動機の提示と展開がされる。ドラティ、ファイとは対照的なキーワード、レガートにより出だしからインパクトを与えてくれた印象。
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