61番 ファイ

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2017年5月2日 T ファイ No.61を聴取。過去のランクで自分なりにCとしている曲のひとつ。管楽器のsoloが随所にありながらも、Finaleは流れるような変奏曲。過去の記事については、No.52の部分で交響曲の分水嶺について記載をした。分水嶺の曲でさらに追加で候補を上げるとすれば、この曲があがると思う。緩叙楽章では、vn.の弱音器の指示がある。これは、中期以降の曲では、しばしば用いられる手法。
 ファイの録音は近接音がかなり多い。特に管楽器でのキーを切り替えている音などを含めて、細かい音まで鮮明に聞こえる箇所がある。ダイナミックレンジが広く、強弱の差がかなりある。各パートの分離感が広いことに加えて、繰り返しでは同じ演奏にならないような解釈を何度も記載して来た。
 そのひとつが、この第2楽章の冒頭部分。提示部がかなり長くて全体156小節の内、58小節を占める。(さすがに、展開部と再現部の繰り返しはないが) 調性こそ違うが、No.64の第2楽章のように、通好みで細かい音のニュアンスまでじっくり聞かせてくれる楽章のひとつ。冒頭の第1主題は、最初の部分は、第1vn.弱音器を付けているが強調して登場。この旋律でvc.の対旋律も重要だが、最初は目立たせていない。一方、繰り返しの部分は、第1vn.は音量を最初よりは落とし、vc.の対旋律を目立たせている工夫がある。展示部の終わりのT54あたりからさらに音量を落として、聞こえるかどうかの微妙な音。ダイナミックレンジが広い録音とも相まって、この微妙な音も捉えている。特に緩叙楽章では、録音のよさがポイントだが、ファイの演奏は、うまく当てはまる。
 

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 61番 ファイ

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