Entries

101番 パイヤール

no101t1t1.jpg

2017年4月27日 パイヤール指揮 イギリス室内管弦楽団のNo.101を聴取。No.94、100と同様に、主旋律を中心として流れるような印象は同様。教科書的にわかりやすい演奏であるためか、パイヤールの特徴とは外れてくるが、第1楽章について、考察してみたい。

no101t1t24.jpg
Prestoのテンポがパイヤールは少し遅め。このため、この楽章の構造について意外な発見がある。名曲解説全集では、序奏と主部とは関係がないと記述されていた。しかし、冒頭T1の第2vn.の上行する旋律は、私には第1主題のT24の動機と共通していると思う。序奏と主題とは関係があると思う。
  一方、このT24から始まる第1vn.の第1主題は5小節からなる。主題の前打音的に8分音符を含む動機がある。この8分音符の存在に今まであまり意識していなかった。もう少し細かくスコアを見てみると何度も登場する冒頭の動機は、8分音符が7回続く。1小節単位の第1拍でアクセントを置いた場合、主題の最初とずれている。このずれを意識するかどうかが気になる。流れるように演奏するパイヤールでは、T24からの第1vn.に対して、他の弦のパートはあくまで伴奏に徹している。伴奏に徹しているためか、このズレに違和感がない。この前打音的な構成による方法は、No.102の第1楽章の第1主題も同じ様に採用されていると思う。
 しかし、パイヤールだけのことではなく、他の指揮者にも共通したことかもしれない。第1主題と第2主題が共通の動機から構成されていることもあり、この楽章の統一感は、何度聴いても不思議である。

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://mistee01.blog118.fc2.com/tb.php/711-41f92c17

トラックバック

コメント

[C19] No title

101番は全体通して、音階を上下するパターンがありますね、特に第一楽章は顕著で、各パートの緻密に歯車が噛み合った感覚が他に例がないような凝った聴きどころかと思います。
  • 2017-05-01 11:12
  • michael
  • URL
  • 編集

[C20] No title

音階が上下する特徴は、No.102の第1楽章にも共通すると思います。No.101はこの頃の他の曲と比較して、管楽器のsoloの箇所が少ないと思います。その分、弦楽器を中心とした緻密な各パートが聴き所と思います。
  • 2017-05-01 21:02
  • tenkichi995
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

tenkichi995

Author:tenkichi995
FC2ブログへようこそ!ハイドン 探求。交響曲の初期から最後までで、聴き比べを中心に掲載。

カレンダー

03 | 2018/04 | 05
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

アクセスカウンタ-

コンパクト月別アーカイブ

フリーエリア

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる