38番 ブリュッヘン

2016年6月27日 ブリュッヘンOrchestra of The Age of Enlightenment  No38を視聴。ここ数日、一連のブリュッヘンの演奏を聴いてきた中で、この第1楽章は、とても印象に残る。元々この曲のランクは自分なりに高く上げていたが、取りたてて、第1楽章は派手さの中にもfとpの対比、テンポの変化、転調など、楽器編成の多さも加わって至る所に聞き所がある。ブリュッヘンは、元々fとpの微妙なニュアンスをダントーネと同様に加えているが、この楽章でも随所に新たに登場。ホグウッドの様に、各弦のパートの分離とユニゾンの効果も聴き所。経過部のT35-T43の部分で第1vn.は伴奏的な旋律に重視する一方、第2vn.以下のパートが旋律を受け持つ。この部分でも第1vn.は、やや音量を落として、他の弦のパートを引き立たせている。これに対して、再現部のT151-159の類似個所では、調性も異なり、第2vn.が対旋律を引く。この対比が面白い。
 一番興味深いのは、T44からの第2主題の第1vn.の旋律。今まで聴いてきた指揮者は、この部分をスコアではスラーの提示で、柔らかく演奏する。しかしブリュッヘンでは、スラーの指示は守らない。この主題が少し、荒い雰囲気で漂う。再現部でも同様。しかし展開部のT128で類似した旋律(ただし、旋律は鏡の様に下降して登場)では、柔らかく登場。第2主題の柔らかい雰囲気が一瞬、聴かれる。ブリュッヘンの演奏の中でも、ここまで聴き通してきた中では、一番推薦する曲としたい。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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