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96番 ホグウッド

2016年4月18日 ホグウッドNo96を視聴。作曲年代がNo.75より時期がたっているためのか、No.75と同じD調であるが編成が大きいようだ。第2vn.も対向配置の様に思える。また冒頭からcmb.が適宜入っている。
打楽器群のtimp.が随所に活躍。ノリントンでも同じ様な効果を上げていたが、あたかもTimp.のsoloの様な活躍を重視している。特に第3楽章は、作曲者の指定通り、Menuetの主部(第1部と第2部)を忠実に2回繰り返している。(trioの後の再現も含めて) この部分を注意深く聞いてみると興味深い。スコアでは、単に、trp.と殆ど同じ旋律で補強的に動いているのみ。しかし、下記の様に、timp.は、独自の動きをしている。
第3楽章 timp.の旋律
・第1部(前半):通常
・第1部(前半)繰り返し:通常
・第2部 (後半):なし(パートなし)その分、cmb.が目立つ.
・第2部(後半)繰り返し:通常
Tiroの後、Menuetの再現
・第1部(前半):通常 前打音あり
・第1部(前半)繰り返し:通常 前打音あり
・第2部 (後半):通常 前打音あり
・第2部(後半)繰り返し:通常 前打音あり

この様な演奏スタイルは、初めて聴いた。第1楽章の提示部と再現部で、作曲者は主題の旋律で調性が同じあるいは、類似の調でも、楽器編成が異なることで、微妙な変化を加えている。たとえば、No.97の第1楽章の第2主題。提示部は第1vn.のみだが、再現部は第1vn.とob.がユニゾンで登場するなど。一方、第3楽章のMenuetは、単純な繰り返しなので、旋律や調性の変化のない繰り返し。その様な中でも、如何にも繰り返しを忠実に再現しても興味が尽きないように演奏するホグウッドの演奏にはびっくりする。パリセットのNo.96などは、timp.が随所で活躍する。ホグウッドはパリセットを録音していないかもしれないが、もしこの様な解釈で演奏したものがあれば興味深い。

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

Tag : 96番ホグウッド

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2024年3月10日 作成

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