94番 ノリントン

2015年10月2日  ノリントン ロンドンセット ライブ盤 No.94を視聴。最初のNo.93は、楽器の配置などの違いもあり、曲の冒頭から違和感をもったが、2曲目となり、この音源にも慣れてくる。名曲解説全集でも、この第1楽章の作曲者の意図として、この第1主題は、僅か1章節の2つで構成される動機からなり、これが至る所で全楽章に渡り活躍すると書いてある。ニックネームの付いた第2楽章についつい、影に隠れているかもしれないこの楽章こそ、ハイドンの動機の巧みさが良く分かる。
この第1主題の第vn.で演奏される動機は、p指定で、クレッシェンドとデクレッシェンドを挟む。ノリントンの演奏は、もちろんこの特徴を掴んでいるが、T34から経過から、スラーやスッタカートの指定がない、ノンレガートの部分で、急に羽を広げたかのようなf指定で、開花をする。fとpの微妙な対比は、展開部のT125当たりで旨く表現されている。影が薄い第2主題も、再現部では、調と音程はもちろん違うが、同じp指定でもさらに音量を落とす。
 第3楽章のMenuetは、テンポがかなり速く、スケルツオのような雰囲気。テンポの影響もあるが、ノリントンの演奏では、1小節単位で、スラーとスッタカートの細かい音色が対比させているのが効果的。Trioも、繰り返しの部分は、各楽器のsoloで登場。ハイドンの初期から中期の交響曲では、trioの最初は、solo、後半はTuttiとなるケースが多いが、今回は、逆のパターン。多少の即興は作曲者の意図するところでもあり。これがノリントンの解釈であろう。
Finaleは有名な、パリセットでも良くあったが、timp、が後半に向けて活躍。T233までは、余り目立った中このtimpが突如鳴り響き、聴き応え十分。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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