86番 ノリントン

2014年5月22日 追記。ノリントンのノンビブラート奏法や演奏解釈について、下記のホームページに、少し前の記事であるが興味深い。
http://www.kanzaki.com/norrington/roger-haydn2000.html
最初の上記のサイトは、2000年ザルツブルク音楽祭で、「ハイドンのパリ交響曲を語る」から、2002年5月11日 BS2で放送された番組から、ノリントンのレクチャー部分の訳出。ここでは、交響曲の紹介が中心となっているが当時の交響曲の演奏スタイルについて。優秀なオーケストラであれば、リハーサルは1回が通常であったこと。(これは、私のサイトの中の音楽史の中のハイドンでもしばしば、触れている)
  これに関連して、18世紀の音楽家たちは、音よりも形、すなわちフレーズにこだわったこと。良い音符と悪い音符、言い換えれば、言葉として他のものより協調すべき音符はどれかというのを最初に教わる。小節の中で常に強い音符はどれで、弱い音符はどれか。上行音階や繰り返しでは段々大きく長く、そしてスラーやフレーズ、下降音階、休符ではソフトに。ある小節全体が他の小節に比べてより重要なこともあるが。しかし上拍は軽く、下拍はアクセントをつけること。聴衆は本能的にフレーズ、すなわち音楽のパラグラフの文を知っており、その意味を明確に理解していた。

 また、サイトの著者とノリントンとのオリジナルインタビューの下記のサイトでは、2004年11月23日、東京にて、記載がされている。
http://www.kanzaki.com/norrington/roger-interview2004.html
ここでは、ノンビブラートについて、ノリントン自身のコメントがある。合わせて、提示部と再現部の微妙な書き方についての質問回答。基本的には作曲者も、うっかり雑に書いたりするとこもあり、その場合は、必要最小限の修正は行うこともあるとコメントをしている。
 私は、楽器奏法、特に弦楽器などのボウイングについては、詳しくは分からない。しかしながら、ノンビブラートにからむレガートなどの解釈を含めて、ノリントン自身が当時の演奏を重視していることが、このサイトからも伺える。今回のCDに同封されれている本人が記述したライナーノートにも、これに類似した趣旨が記載されているようだ。ノリントン自身、2000年のザルツブルク音楽祭の上記の訳の様に、当時の演奏スタイルでモダン楽器を用いながらも、音の透明性を通して、表現をしている解釈だと思う。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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