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26番 エルンスト・メルツェンドルファー ウィーン室内管弦楽団

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2019年3月21日 エルンスト・メルツェンドルファー ウィーン室内管弦楽団 26番を聴取。冒頭のシンコペーションのリズムは、手持ちのランドン版のスコアでは、vn.パートは、分かれて記載がされている。D音なので、開放弦と非開放弦で奏するのとは異なるかもしれないが。(もしそのような指定なら番号が記載されているかも)冒頭から、ここでもob.が強調され、弦のシンコペーションの旋律が押されている。

T17からコラールの第2主題。ここでは第2vn.とob.が ffで記載がある。今までの指揮者は、この主題が余り目立たないで第1vn.の8分音符が目立っている。しかしメルツェンドルファーでは、第2vn.以上にob.が主役となっている。再現部でも同様。第2,3楽章もob.が前面に出ている。録音は普通。最近 クレーマー BBC交響楽団の好演で org.が入るなど、興味のある点を指摘した。しかしメルツェンドルファーの場合は印象が少ない。

38番 エルンスト・メルツェンドルファー ウィーン室内管弦楽団

2019年3月20日 エルンスト・メルツェンドルファー ウィーン室内管弦楽団 38番を聴取。俗称は付いているが、どちらかといえば余り注目がされない方の曲のひとつ。第1楽章の雰囲気は、数年先のNo.48の冒頭の雰囲気を予測される。No.48ほどの派手さはないが、打楽器群がこちらも入る。Tuittiの箇所も多く旋律が多彩で、弦のパートを中心に高低と強弱の差が大きいのは共通している雰囲気。メルツェンドルファーの演奏では弦楽器は抑え気味で、打楽器分が前に出ている。打楽器群はやや右側に位置し、右側のhr.と同じ様な位置。打楽器群の位置を中央や左側に分ければ、ステレオ間は広がり、さらに迫力があると思うが残念。管楽器のob.はここでは余り目立たず。
 第2楽章で「エコー」の俗称の元になる2つのvn.の掛け合いは普通。前半と後半の繰り返しがないため、3:53で終了。第3楽章 Menuet Trio の部分でob.のSOLOが開始となる。Finaleの予兆もあり、ここで派手にあるかとも予想するが、他の指揮者と同様に余り目立たせない。
 Finaleの冒頭。この主題はNo.22のFianleの冒頭にも似ていると思うような下降旋律。(参考までに2つの主題を並べてみた) 調性と拍子は違うが休止を挟む下降する雰囲気は似ている。しかしNo.38の方は、T1からスタッカートの指示がある。その後スラーがあるなど僅か2小節の中でも微妙な違いがある。
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T41からのob.のsoloは、意外にも少し控えめな録音。ここからT51までob.の長いsoloがあるが、常にスタッカートに近い奏法で通している。その後T52-T53の下降するスラーの柔らかい音色と対比的。打楽器群も第1楽章ほどではなく控えめ。ob.を目立たせてはいるが、あたかもob.協奏曲の様に前面に登場させていないのは意外な感じ。前半と後半の繰り返しは忠実に守る。後半部分の繰り返しの展開部の終結部分では、ob.の短いカデンツアがあるが自然な雰囲気。全体的に各楽章での録音のバラツキを感じる。
Obのsoloがあり、クレジットに奏者の名前があると良いが記載なし。




28番 エルンスト・メルツェンドルファー ウィーン室内管弦楽団


2019年3月19日 エルンスト・メルツェンドルファー ウィーン室内管弦楽団 28番を聴取。この曲もobが前面に出ている典型のひとつ。第1楽章の冒頭は弦楽器のみで特徴のある8分音符が登場する。8分音符の動機は、いたる所で展開していくので、刻む様な緊張感が欲しいところ。提示部のT54で小結尾部に入る。ここでは第1vn.が冒頭での調性を変えた動機が締めくくる。これ以外も第2vn.以下のシンコペーションの動機や管楽器の持続音など様々に登場。しかしあくまで第1vn.がメインで聴かせて欲しいところ。残念ながらここでもob.の長い持続音が表に出てしまい、他のパートが聴こえ難い。

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 第2楽章は、弦楽器のみを使用。この楽章は、余り目立たない方だと思うが、冒頭から3小節目までの動機と、その後のT4-6の2つから構成される。最初の動機は、2つのvn.は、かなり低音で、柔らかくゆったりと動く。その後、後半の動機は高い音域のスタッカート。それぞれの動機は、vn.は弱音器をつけているが、音域、音色の対比が効果的。
メルツェンドルファーの演奏で、緩叙楽章は概して遅めのテンポは共通している。録音では、弦楽器の各パートのダイナミックレンジが狭いものの、近接音を中心とした弦の細かい音色が比較的良く分かる。冒頭の6小節までの2つのグループの対比が印象的。前半と後半の間をつなぐような、中間的な音域が余り見られない。楽章を通して常に、2つのグループを対比させている。スコアに指定はないようだが、前半のvn.の低い旋律を一番低いG線で常に演奏すると、さらに音色の対比が効果的かもしれないと思った。ハイドンの交響曲では、vn.の低音域をG線で引く箇所は余りないと思うが。
 第3楽章のバリオラージュも、他の指揮者と比較して、非開放弦と開放弦の微妙な音色の対比が良く分かる。Tiroが短調で極端にテンポを落とすので対照的。Ob.が前面に出る点は不満ではあるが、第2、3楽章に関しては意外な発見を提供していると思った。

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29番 エルンスト・メルツェンドルファー ウィーン室内管弦楽団

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2019年3月18日 エルンスト・メルツェンドルファー ウィーン室内管弦楽団 29番を聴取。この曲からhr.は通常の2名。hr.はあくまで旋律の補強の役割が多い。第1楽章を中心に、一部ob.のsolo またはsoliに近い箇所がある。No.27にも記載をしたが、ここでもob.が目立つ。個人的にはユニゾンの箇所では、ob.はTuittiでの補強の役割。弦楽器に対しては、Tuittiでも控えの役割だと思う。しかし概してob.がTuittiでも弦を通り越して前面に出ている雰囲気。しかしそれでも再現部の冒頭での管楽器のユニゾンの箇所。提示部の類似箇所では、ob.のみだったがt108ではob.とhr.のユニゾンになっている。ハイドンはしばしば再現部でも提示部とは異なり、旋律、強弱、調性など様々に変えている。このT108の箇所では、ob.は控えめに周り、hr.を前に出している。

 第2楽章は弦楽器のみ。Va.以下の低弦の旋律は、殆どユニゾンで同じ箇所が多い。それに対して、2つのvn.の掛け合いが興味深いが、通常配置のためか、掛け合いが余り目立たない。第2vn.は中央よりもやや、右側まで広い範囲で配置をしている感じ。2つのvn.が、かなり広い範囲であるのに伴い、va.以下の低弦が、vn.の押される可能性もある。しかしメルツェンドルファーの録音は、今までどの場合でも、大半は低弦の音量が押さえられることがない。この当たりは旨く録音で調整しているのかも。
 Finaleは、今までの3つの楽章と比較して管楽器が持続音を受け持つ。管楽器は控えめに回りその分、弦楽器の細かい旋律が分かりやすい。各楽章の特徴に応じて録音の方法も、使い分けているのかも。



39番 エルンスト・メルツェンドルファー ウィーン室内管弦楽団

2019年3月17日 エルンスト・メルツェンドルファー ウィーン室内管弦楽団 39番を聴取。作曲順番に聴いていくとNo.31に引き続く。4人hr.奏者が入るのは、ある意味、関連していることが良く分かる。No.31と異なり各パートのsoloの箇所は殆どない分、Tuittiの箇所が多い。管楽器とのバランスがその分、気になるところである。メルツェンドルファーの一連の録音では、この管楽器とのバランスが悪い印象が多かった。 
  しかしこの曲に関しては、管楽器とのバランスがとても良好。弦楽器の各パートのTuittiの箇所では、2つのvn.パートばかりが目立たず、va.以下の低弦もvn.と旨くバランスが取れている。第3楽章 Menuetでもob.は控えめ。Trioでも主旋律を受け持つhr.を引き立て良好。
 しかし使用しているオリジナル音源が各楽章で異なるのか、Finaleでは極端に録音が悪くなる。録音レベルが少し下がりダイナミックレンジも狭くなる。各楽章の録音の差が著しい。Finaleで、短調の切れ味のある締めくくりを期待したかった。しかし録音の差が大きいこともあり印象が低くなる。

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Author:tenkichi995
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